飽きっぽくて、何も続かない夢子。(出オチ)テレビでやってる料理人の昼ドラ。夢子の目にとまる。
「あら美味しそうね・・!」
「ごちそうさま、おいしかったわ!」
なぜか感動してる夢子。
「料理人かっこいい・・2回も褒めてもらえるなんて・・。」
「私もやってみたいなぁ・・。」
そこへ、その辺のおもちゃモブたちが喋りかける。(夢子の妄想?)
「ゆめこってば。また憧れてばっかり。」
「なにいってるのよ。あこがれは私の一番大切なものだよ!」
「情熱は憧れから生まれるの!私はやればできる子!」
おもちゃモブ達にムキになる夢子。
「・・とかいいつつ。私飽きっぽいから、料理なんてうまくいくのかなあ。」
そこに妖怪の狐子が来る。
「よう夢子。料理人になりたいなら、良いところがあるぞ♪」
夢子をある場所へ連れて行く。そこは妖怪食堂。
その場の勢いで、妖怪食堂のワンデイシェフになっちゃった夢子。
「料理なんかほとんどしたこないけど・・いいのかな?」
「うーん・・でも妖怪って何食べるんだろう?」
「オラはなんでも食べるぞ?」
「狐子ちゃんの食いしん坊はいいから・・!」
「今日の予約は猫の妖怪らしいぞ?なら、お魚料理がいいんじゃないか?」
料理本レシピを見て、夢を膨らませる夢子。
「魚料理か・・わくわくする。なんだか楽しそう!」
「私・・やってみる!」
そして、魚料理に挑戦する夢子。だが、盛大に失敗する。
「うわぁぁ・・こんなの絶対むり!お客さんに出せないよ〜」
悲惨な料理を前に、ぐしゃぐしゃに落胆している夢子。
「もうおしまいだ・・」
床に手をつき、うなだれる夢子。
そこへ、予約のお客さん猫妖怪たちがぞろぞろ来る。
「いいにおいがするにゃ〜」
あわあわドキドキでテンパる夢子。
「これは・・その・・」
しかし、妖怪たちは何でも美味しそうに食べる。
きつね子も一緒に何事もなかったように、美味しそうに食べている。
「ごちそうさま。おいしかったにゃ〜」
「明らかに失敗料理なのに・・。」
呆気に取られてしまう夢子。
次の日・・
めずらしく料理をしてる夢子
簡単な料理、卵焼きなどを作り方を調べて、一生懸命作ってる
「ふふ。憧れているだけじゃ、何事もうまくいかないものね・・」
魚料理よりは上手にできた、自分なりの卵焼きをみて、少し微笑む夢子だった。
おしまい
テーマについて
・「憧れてるだけじゃ、何事もうまくいかない」って気づく話
・私やる!みたいなシーンがあってからの、うまくいかなくて、がっくし落胆、料理は失敗
・でも、猫たちに褒めてもらえた、やってよかった・・?とか不思議な感情
・料理が、楽しいような気がしてくる
・次の日、料理なんて面倒くさくてしなかった夢子が、めずらしく卵焼きをつくろうとしている
・初心者でもできそうな、等身大の自分からコツコツやろうと、努力するようになった夢子
・少しヒューマンドラマっぽく、こんなもんかな・・。
テーマがわかりやすくなるように、プロットを直してみました。